ごまコン愛知公演に行ってきました。
今日は構成云々は無しで、極私的な話だけ。ネタバレ有ります。


昔のごまコンって言うと、やっぱりまず「激しさ」ってのが挙げられるわけですが。でも、ごまコンの良さってそれだけじゃ無かったと思うんですよね。ステージと客席の心理的な距離の近さ。見に行った人総てがごっちんの事を大好きになってしまい、共演者やスタッフ含めてちょっと他ではないような仲間意識を持ててしまう、親密さ、暖かさ。


自分はもともとごっちんに対しては「突出したオーラとスキルを持つ人」とは思っていたけれど、所謂「推し感情」の様なものはあまり無くて、むしろ市井ちゃんや加護ちゃんを初めとする他メンとの関係性を通して享受する、そんなスタンスでした。それが03秋ツアーに参加して、その親密な空気にすっかりやられてしまった、そういうクチです。
そんな自分は、去年の秋ツアーでのごっちんの変化には戸惑いを感じずにはいられませんでした。一度の公演で完全燃焼し尽くす様なあのテンションは影を潜め、しっとり落ち着いて話す姿に、それが新しい路線を模索する試みなのだと理解はしつつも、なんだか距離感を感じてしまって。その辺は去年の末に書いた通りです(→12/31)。


自分が03秋ツアーに囚われすぎている事はわかっていたので、とにかく自分のごっちんに対するキャパシティーを拡げよう、なにかを仮託するのではなく、後藤真希そのもの(と思われるもの)をちゃんと見よう、今年に入ってからはそう心掛けるようになりました。自分の頭で捻り出すちっぽけな理屈なんて間口を狭めるだけだから、特に何かを考える事もせず。だからここでごっちんについて書くことも殆ど無かったし、路線云々もどうでも良かった。何も考えずに「気まぐれ」「長電話」「サヨナラのLOVE SONG(純情Version)」「きっと彼氏が出来る方法」を繰り返し聴いていました。なんでこの曲だったのかはわからないけど。


最近になってようやっとフラットな気持ちで接する事が出来るようになり、大阪公演を待ちきれずに遠征した名古屋。昼公演ECでのMC。

今回は初の単独コンサートと言ってるんですが
来て来て!(舞台袖のダンサーに手招き)
ここにいる、4人のメンバーだったり
スタッフのみんなだったり
会場にいるみんなで作っているライブなので
ホントに、いい思い出に残るライブが出来て、私はメチャクチャ幸せ者だと思いました!

書き起こしてみればどうって事無いコメントではありますが、そこには確かにあの「親密さ」がありました。それに素直にシンクロする事が出来ました。
そして、その後歌った「スクランブル」の最後のフェイク!ごっちんの歌のなかで一番好きで、ずっと聴きたかったあれ!途中から挨拶が入って、ちょっと短かったけど(笑)。


結局03秋に収斂しただけではないか、そう言う事も出来るでしょう。
でも、自分の中で紆余曲折あって、スタンスも変わって、その上で、一度手放しかけたものを取り戻せた。それが今の自分にはなによりも重要なのです。理屈はその後。