矢口ベリーズ新曲のc/wでCD復帰

言われて気がついたんですが、これって矢口のCD復帰第一作になるんですね。さしたる感慨は無し。こんな付け合せ程度では当然と言えば当然ですが、そういう要素を抜きにしても、最近矢口問題に対してちょっと熱が冷めているのも事実。

私は矢口脱退当時は「なんとかして止めろよ糞事務所!」って言ってたんですが、そして今も基本的にその思いは変わっていませんが、その後の矢口の推されっぷりを見てると糞は言いすぎだったかな、とは思っております。どういう経緯故かは分かりませんが、例え算盤尽くだとしても、今はあの事務所なりに矢口を大事にしくれてるんだろうなとは思います。


そもそもなんで怒っていたのかと言えば、ひとつにはあれだけの功労者がこんな形で娘。を辞めてキャリアに大きな傷がついてしまった、それはあんまりにもあんまりだと思ったからです。
けれど、今の矢口はバラエティータレントとしてはそこそこ順調の様で。
それが彼女の望む道なのかは分かりません。先日の圭ちゃんとのディナーショーでは、最近バラエティーにも馴れてきたという話の流れから「やっぱり自分は歌が好き。一生歌っていきたい」と話していたそうで、現状は本意ではないのかな、とも思います。けれど脱退当時、矢口はこのまま消えてしまうものだと思っていた頃に比べれば隔世の感あり。それで自分の中で一段落してしまった、そんな感じです。


もうひとつ、脱退当時強く感じていた事があります。ここ数年の娘。やハロプロの先頭には常に矢口がいた。その矢口を信じられないとすると、彼女と共にあった娘。やハロプロの歴史までもが色褪せてしまう。それが怖かった。けれどこの感情も又、今はかなりボンヤリとしたものになっています。
矢口がどうという事ではなく、なんと言うのかな、私の中で「あの時代」の娘。やハロプロが色褪せた訳ではないけれど、歴史となって生々しさを失った、常に自分の傍にいるのではない、きれいに包んで棚の上に載せてある、そんな存在になった様な気がするのです。

冷めたという訳では決してないのですが、以前ほど熱狂を感じなくなったのは事実なんですよね。矢口脱退から数ヶ月は自分の中でかなり熱が高まっていたのですが、ごまコンあたりで憑き物が落ちたというか、「ん?ひょっとしてこのままヲタ辞め出来るかも?」なんて思う事もしばしば。もちろんまだまだ辞めませんけど。


とは言え、これってそうネガティブな話でもないと思うのです。首根っこ掴んで引き摺り回される様な熱狂は薄くなったけれど、代わりにこれからは、じっくりまったり彼女達を見つめていく事が出来るんじゃないか。「愛の第六感」「恋の花」「スッピンと涙」といった作品は、彼女達を「現象」としてでは無く「人」として見つめていく環境を整えた、そう言えるんじゃないかと思うのです。


スタンスは変わるかもしれないけど、これからもヲタやってきますよ、というお話でした。
あ、それから、矢口はなちコンのゲストやって欲しい。今の矢口への一番の希望です。