1月15日 夜公演 Hello! Project 2006 Winter(ワンダフルハーツ) 大阪厚生年金会館大ホール

1階M列サブセンター


ネタバレあり



・えーと、楽しかったです。
中野方面から壊滅的な評判が聞こえてきたのと、最近テンションが下がっていた事もあってどうなる事かと思ってたんですが、正直、エルダーより楽しめました。
改めて痛感したのが「若さは力だ」という事。思い入れや技術等々、若さ以外の見所はたくさんある事は承知の上で、それでもやはりフレッシュな面々が揃った満艦飾のステージを見せられたら、そこに相当な説得力を感じずにはいられませんでした。量は質に転化する、と言うか。曲間の繋ぎもスムーズで、一部のカヴァー曲を除けばテンションを途切れさせずに見る事が出来ました。
純正メンバーで歌った曲数を数えてみたら、ワンダは全27曲中13曲(娘。以外のメンバーがバックダンサーとして参加する「直感2」を含む)。対してエルダは、なちごまあやのソロ曲にミュージカルでバックダンサー込みが仕様だった「ダンスダンスダンス」を加えても全23曲中4曲。比率は3倍。この辺も大きかったかな。
次の現場が4月末になりそうなので、後3ヶ月凌げるかななんて思ってたんですが、どうやら大丈夫らしい、だってまだまだこんなに楽しいんだから、そう思えるくらいには楽しかったです。


・中野公演見た方の感想はその多くが「エルダー>>>>>ワンダ」だったんですが、なんで評価が逆転したのか。
ひとつはハロプロの常で、ツアー序盤は公開リハーサルになってしまう点。ワンダ中野公演は曲間の繋ぎやパフォーマンス等、相当グダグダだったんじゃないでしょうか。逆にエルダー初日大阪を見た身としては、エルダー中野公演の高評価に「そこまで良かったかな・・・?」と疑問を感じてたんですが、そう考えると辻褄が合います。
もうひとつは、ある程度ネタバレして行った為に「I&YOU&〜」や「スクランブル」といった特大の地雷に対して心の準備が出来ていた点。私はそこだけ心のスイッチを切る事でバッドバイブに捕らわれる事を免れましたけど、いきなり喰らったらそりゃあね・・・。
ワンダ中野公演を酷評された方も、条件さえ違えば(カラオケコンの是非は別として)評価は変わったんじゃないかと思います。


・もちろん今回のカヴァーは酷いと思いますが、それについては別の機会に。


・個人的に一番盛り上がったのは娘。の「浪漫」。圧倒的に格好良かった。華と技量を併せ持つ今の娘。はやはりたいしたものです。
ただ、「スペジェネ」→「かしまし」「色じれ」の流れで会場の温度が下がった様に感じられたのも事実。やはり今の娘。に必要なのは力のある曲。もし娘。が「スペジェネ」を歌ったら・・・なんて事を考えました。
マコ・亀井・さゆが絶好調。特に亀井はセンターに立つ事も多く、今年は推されるのかも知れませんね。よっすぃ〜はワンダ全体のリーダーとして貫禄十分。美貴様は、まあ、いつも通り(笑)。


・石川はやっぱりアイドル超人。腰回りの肉付きなんて人間とは思えない。梨華ちゃんは奇跡!
白いロングドレスを着た矢口は、とてもとても可愛かった。
特筆すべきは茉麻。肥大化してひっつめデコ出しの茉麻は最早「主婦・2児の母」にしか見えない。バタバタしたダンス、必死の顔芸。愛おしすぎる。UFAは至急茉麻専用カメラを用意して、茉麻のみを映し続けたDVDを発売するように。
2日間5公演の最終公演、疲れてるかと思ってたんですが、みんな元気でしたね。若いって素晴らしい。


・結局、若くて可愛い娘がニコニコ歌って踊ってっていうのが、アイドルの原点にして本質という事か。もちろんそれだけじゃないし、所詮ハロコンって事で今回はハードルが低いというのもあるけど、楽しかった気持ちに嘘は付けないのです。我ながらひどいとは思いますけど。


以下、時系列に沿った感想。




・会場周辺にたむろするヲタは、エルダーのそれより明らかに「踏み外した感」が強い。それ故に活気もあるのだけれど。年齢層は幅広い。
・贈花は「ハロプロやねん!」だけ。関西のコンサートだとここは必ず花出してくれますね。
・客の入りは開演10分前の時点で2階・3階共に8割の入り。開演時にはほぼ埋まっていた模様。親子連れは会場全体で20組程度か。
・客入れ・追い出しSEはジャズ。
・開演予定時刻ちょうどにスタート。公演時間は1時間40分くらい。
・VTRでのメンバー紹介、声援の量は「娘。>>>美勇伝、W、ベリーズ>>℃-ute」。矢口への声援はごく普通。
・基本的に棒立ちでリズム取りながら鑑賞。時々オペラグラスで観察。「かしまし」から「直感2」までと、最後の「愛あら」は振りコピしながら。



開演

01.好きすぎてバカみたい(全員)

キッズから順に歌いながら登場。DEF.DIVAだと物足りなく感じられた振り付けも、このメンツだとむしろフィットしている様な。期待値の問題か。

02.ここにいるぜぇ!(全員)

これだけ人数が揃うとさすがに壮観。萩原と岡井がちっちゃい!亀井のガタイの良さが目立つ。

MC1

まことと矢口登場。矢口は「銭湯と娘」の宣伝も。声援もちゃんとあって、自然に溶け込んでいる感じ。

03.クレナイの季節美勇伝
04.紫陽花アイ愛物語美勇伝

持ち歌2曲も歌えるとは思わなかったので、嬉しい驚き。「紫陽花」は途中でキッズと入れ替わるんじゃないかなんてドキドキして見てたけど。ソロツアーの成果か、随分安定した印象。
曲間MCで岡田「今年は一年中美勇伝祭にしたいねん!」

05.好きになっちゃいけない人(田中・村上・鈴木)

鈴木が歌が下手になっていたというレポがあったので、そこに注目。確かにCDよりは不安定だけど、そもそも彼女の生歌をまともに聴くのは2年振りなので、確証は持てず。技術面よりむしろCD音源に比べて声質が低くざらついて、高音が出にくくなってたのが気になる。喉の調子が悪いだけか、あるいはメンタルなものなのか。
村上は体つきが歳相応に変わりましたね。この顔ぶれだとれいなは堂々としたもの。

06.LOVE涙色(辻・新垣)

辻ちゃん、一時期に比べて少しだけふっくらした様な。少しだけだけど。

07.スクランブル(加護・高橋・藤本・亀井)

イントロで条件反射でクラップしそうになった自分が情けないわ。予定通り心のスイッチを切る。つもりだったんだけど、やっぱり体は反応しそうになる。
最近はシンクロしにくくなってるこの曲、困った事にごっちんが歌う時より楽しく感じられてしまう。大変不本意であります。

MC2(吉澤・石川・辻・清水・矢島)

・各ユニットのリーダー・キャプテンにそれぞれのワンダフルポイントを聴く。吉澤「出身も年齢も違うメンバーが揃ったグループ」。やぐよしの絡みも大過無く。石川「美勇伝は中国語でメイ・ヨウ・ツァンって言うところがワンダフルです!」とセクシーポーズ付きで。矢口に弄られたり。辻「のんの両親は未だにのんとあいぼんの電話の声が分からない。電話中にあいぼんと変わっても、そのまま普通に喋ってる」。清水「半年で3cm身長が伸びた私と、さっき本番前に乳歯が抜けた熊井友理奈ちゃんがワンダフル」。場内騒然。矢島「全員が平成生まれ。更にワンダフルなのが、℃-uteに新メンバーが参加します!」。有原が登場して自己紹介。「一番キュート、一番ワンダフル、何でも一番目指して頑張ります」。横アリ公演から正式参加とか。ちゃんとこなしてたという位で、特に印象は無し。
・矢口とよしりかののの絡みはさすがにグッとくるものが。

08.わっきゃない(z)(℃-ute

℃-uteのエースは村上だと思ってたんだけど、この曲は鈴木がセンターなのね。2番は村上が出てくるから2トップなのかな。
・曲は完全に初聴。ベリの「あなたなし」みたいに攻めてくるのかと思ったら、以外とベタな作り。CD音源聴いたら印象変わるかも知れないけど、正直拍子抜け。
・主に村上のダンスに注目。矢島と比較するとその特徴がよく分かる。これ以外無いという形・タイミングを外さず、比類無い正確さを誇る村上(しかし夏ハロやごまコン川口公演の時ほどキレは感じられず。疲れてるのかな?)。対して矢島は微妙にずれる、しかしそれが躍動感を生む。
・鈴木はダンスうまくなりましたね。レッスンしたあとが感じられる、そんなダンス。

09.ぴったりしたいクリスマス(小川・久住・熊井)

・冒頭に「ハッピーニューイヤー!」と叫んでからクリスマスソングを歌うという不条理。もう勝手にして。途中でマコが現役プッチモニである事を思い出す。熊井は笑顔の作り方が自然になりましたね。

10.渚のシンドバッド(W)
11.Missラブ探偵(W)

・何故「渚のシンドバッド」なんだろう。「Missラブ探偵」、CDはもう2ヶ月位聴いてないけど、やっぱりライブだと映える。このふたりはもう何も言う事はございません。素晴らしい。
・曲間のMCは、大阪のエスカレーターは左を空ける、加護ちゃんは上京した頃よく右に立ってたという話。
加護ちゃん、ちょっとプヨった?

12.ひょっこりひょうたん島(道重・嗣永・徳永・徳永・矢島・梅田・岡田)

・さゆ乳>岡π

13.BE ALL RIGHT(石川・吉澤・辻・藤本・三好 他たくさん)

・ソロパートで前に出て体をいっぱいに伸ばして踊るよっすぃ〜が印象的。彼女はもっとダンスの見せ場を与えられて良いと思う。

14.浮気なハニーパイ(全員)

・全員で赤と金のポンポンを持って。なんだか凄い風景。日本ッテヘンナ国デスネ。意味は全く分からないんだけど、とにかくなんか凄い。困った事にとても楽しい。この日のカラオケ演目の中では文句無く一番。

MC3(岡井・萩原)

・岡井「ワンダフルハーツのアクトはダンサフルでハートフル、会場のみなさんはパワフルで、矢口さんはビューティフル。まことさんは・・・きのこフル」萩原「獅子舞、鶴の舞、そして私、萩原舞

15.FIRST KISS(あぁ!)

・冒頭3人が掲げた手を合わせる所、さすがに胸に迫るものが。
・夏焼のダンスのキレが突出している。今日に限って言えば、村上より上。鈴木の歌は、CDに比べれば・・・。やっぱり2年振りの生歌では判断出来ず。れいながヤンママに見えた。

16.ミラクルルン、グランプリン!(加護・清水・中島・岡井)

あいぼんさんがおおきくみえました。

17.I&YOU&I&YOU&I(石川・亀井・矢島・村上)

・予定通り心のスイッチを切る。が、石川パートになると否応なしに涙腺が熱くなる。こんな形で聴きたくなかった。

18.ギャグ100回分愛してください(Berryz工房)

・この流れでは没入出来ず。格付けとしては娘。の次なんですね。
茉麻がヘッドセットが取れそうになって、押さえながら歌ってた。最早違和感なんてレベルではない。不条理の域。
・嗣永は円熟の境地。
・「のにゅ」に合わせて叫ぶのは間違ってると思う。

19.スッペシャルジェネレ〜ション(Berryz工房

・この曲が飽きられた時がベリーズの正念場では、なんて事を思った。

20.女子かしまし物語モーニング娘。
21.色っぽいじれったい

「かしまし」のイントロが流れた瞬間、会場の温度が少し下がった気がしたのは否定出来ない。
階段を降りる時、久住が足を踏み外して転ぶ。特に怪我はなかった模様。

22.浪漫〜MY DEAR BOY〜

・やっぱりライブだと圧倒的に映える曲。「ラブピ」に匹敵する高揚感。個人的にこの日のピーク。

23.直感2〜逃した魚は大きいぞ〜(モーニング娘。)(バックダンサーとして他全員)

・この流れだとこの曲も楽しい。

24.友情〜心のブスにはならねえ〜(冒頭道重、その後は娘。以外全員)

・さゆが「気〜が〜つけばそばに〜」って歌い出すのかと思った。

25.ピリリといこう!(全員)
26.そうだ!We are ALIVE(全員)

・このメンツで歌われてもねえ。「ウィアラ」なんか曲は良いんだけど。娘。が生み出した熱気が「友情」以降失速した感は否めず。オペラグラスでの観察に徹する。
・「本当の気持ちはきっと〜」は三好。「いくつになっても〜」は加護ちゃん

MC4

メンバー挨拶。

27.愛あらば、It's ALL RIGHT(全員)

・曲紹介の後、捌けていく矢口の背中。
・このメンツで歌う意味が分からないので、卒メンを含む娘。メンバーにロックオン。そしてこの曲で一番大事なパートだと思っている「時代はそれぞれいっぱい、頑張ってきたよね」。なっち→辻ちゃんと引き継がれたこのパート、誰が歌うのかと思っていたら、よっすぃ〜。04秋でも歌ってたけど、今は全く意味が変わっている。ここで何も感じないふりを出来る程鉄面皮ではない。
メインステージ中央には石川・辻ちゃん加護ちゃんよっすぃ〜は娘。と一緒に上段ステージに)。じゃれあう3人。


終演