美勇伝握手会に行ってきた


3日金曜日、美勇伝の握手会に行ってきました。
「平日の昼間にアイドルの握手会なんてダメ人間みたい」だとか、「過ぎたるは及ばざるが如し」とかもっともらしい事言ってて、全て空語と化しましたね。私は二枚舌の大嘘付きのダメ人間です。面目ない。
言い訳すると、武道館以降、私の中で石川の存在がドンドン大きくなってきて、殆ど聖人レベルになってしまったんです。そんな人の近くに行きたい。手を握ってみたい。その時自分がどうなってしまうか試してみたい。そんな誘惑を断ち切れなかったのです。
あー、全然説得力ないね。ほんとダメだな。もう何言っても信じてもらえないですね。でも、後悔はしてないです。行ってよかった。


・いつもより丹念に髭を剃り、歯を磨き、床屋に行ってサッパリしてからZEPP OSAKAへ。すでに整理券配布の列がものすごい事に。こんなの阪神大震災以来か。
・番号は1208番。1階ステージ正面、前後で言えば中央やや前より(通路前のブロック)にポジショニング。ホールで言えば10列目くらいかな。客はDDが目立つ。女ヲタ多し。2階に子供が10人弱。入りきらない客が廊下に溢れる大盛況。さすが石川。
・左後方にバカ騒ぎしてる集団がいて、テンション下がる。
・3人出て来て、いきなりカッチョいいぜJAPAN。どよめくヲタ。今日は見る事に徹するつもりだったので、リズムを取るのみで凝視。ヲタの頭に隠れて足は見えず。ラストの足裁き、好きなんだけどな・・・。
・続いて自己紹介。岡田の時、石川が「地元だよ〜」と煽ると、岡田コールが巻き起こる。なんか言おうとするも、タイミング計れずにいる岡田が可愛い。「大好きでーす!」。それに対して石川「大好きですとか私もう恥ずかしいわ〜」。すると、三好が石川になにか耳打ち。で、石川「愛してまーす!」。三好も「愛してまーす!」。
・続いて紫陽花アイ愛物語。三好や岡田も見なければと思いつつ、どうしても石川にロックオン。二の腕や肩の筋肉、綺麗にきまるターンを見ながら思うことは殆ど一つ。「どうしてこの娘。を抱けるのは俺じゃないんだろう。」はい、キモイ事を言いました。ごめんなさい。普段糞席専門家の私には、未だ体験したことの無い距離。先日「I」買ったのがまずかったか・・・。
・歌はここまで。随分と短い印象。いったんはけて、再度登場。スポーツ紙用の写真撮影の後、そのまま握手会へ。スタッフに何事か確認する石川。
・前方に移動しつつ、40分程凝視。握手は石川、三好、岡田の順。岡田の所でみんな粘るものだから、係員に強引に引っ張られるヲタ多数。それでも笑顔を絶やさない3人はさすが。係員が強面すぎて、ちょっと引く。客商売なんだからさ・・・。強引に誘導され、舞台上へ。
・この辺からテンパリ始める。舞台上で待つ間、石川を5秒程凝視。細い。メイクが濃い。まつげを束ねて固めてるのが印象的。そんなに肌きれいって印象はなし。この辺から記憶が飛び始める。なにも考えられない。せっかくこの距離なのにもったいない・・・。
モーニング娘。時代へのお疲れ様、感謝。これからも応援してます。そんな事を言おうと思ってました。でも、思ったより持ち時間短いので端折らないと、と考え直す。結局「お疲れ様です!」しか覚えてない。この後もう一言言ったんだけど、覚えてない。石川の返事も表情も同様。もうだめぽ
・三好・岡田のふたりには、「明日のライブ行きます!」って言った様な。「ありがとうございます!」って言われた様な?こちらも全て記憶の彼方。唯一、三好がこちらが手を離した後も、グッと握り続けてくれてたのだけ覚えてる。ええ娘や・・・。
・ダメだダメだダメだ・・・と呟きながら退場。笑み崩れているのが自分でも分かるので、一刻も早くヲタの群れから離れたくて、足早に中ふ頭駅へと向かう。こんな顔見られたくないし、ヲタを視界に入れなくないし(失礼!)。無闇に髪を掻き毟り、足をパンパン叩きながら。何が「ダメ」だったのか後になって考えてみると、まともにメッセージ伝えられなかった不甲斐なさが一つ。それから、あまりに大きな存在の前で、自分のちっぽけさを思い知らされたってのもある。
・何かあたたかいものに全身を包まれたような、自分が何を体験したのかもわからない、幸せというのとも違う、ボーッとした感じ。これで石川ヲタに転向するとか、美勇伝推しになるとかそういうのとも違う。アイドル石川梨華という奇跡にやられた。三好と岡田はその奇跡に感染したのだろう。3人とも、なんとういうか、すごかったです。言語化不可能。
・自分は客としてしか彼女の前に立てない、その事実を感じる。違う立場の男も居るんだよなー、と。へこむって事はないけど、あーっと思う。こういう事考えるのは珍しい。
・もっとちゃんと働いて立派な人間になろう、と思う。しかし同時に、この甘美な感覚を抱えて世間の汚濁を避けて引きこもりたいという欲求にも駆られる。


・結局自分は、石川の意志の力に惹かれてるのだと思う。もちろん、彼女が可愛い女の子だって事もある。けど、あれだけ真剣にアイドルという職業に、娘。という物語に向き合って生きてきた姿の尊さ。そんな綺麗でたくましい精神がこんなにも美しい肉体に宿る奇跡。それに撃たれるのだ。アイドルって素晴らしい。梨華ちゃんは奇跡。
・行って良かったー


美勇伝コンは「娘。を卒業した石川の新しい舞台を見届ける」つもりだったけど、そんな物語性は吹っ飛んでしまった。ただひたすら、石川梨華という人間のすごさを再確認する、そんな目的になってしまいました。


・4日土曜日は美勇伝コンに行って来ました。レポは後ほど。今日はこれからベリーズコンへ。気持ちの切り替えが大変です。
・WANTED美勇伝の回の書き起こしは火曜までにはなんとか。今回はあっさりしてて、特に聴き所はなかったですけど。