「色じれ」、そして秋ツアーへの期待

「色っぽい、じれったい」の何が残念って、「これからの娘。はこれ!」っていう明確なイメージを示せなかったのが残念なのです。


娘。が大きく変わる時にはいつも、新時代の幕開けを告げる曲がドロップされてきました。
明日香卒業一発目の「真夏の光線」では従来の色物臭いお水っぽさを一掃、ハイレベルな王道アイドルポップス路線を示しました。ごっちん卒業後の「ここにいるぜぇ!」ではメインを設けず全員一丸となって突き進む様に「娘。はまだまだ大丈夫!」と思わされました。なっち卒業後の「浪漫」では、なっち時代には有り得なかった機動力のあるダンスで石川藤本高橋3TOP時代の到来を宣言。後が続かなかったきらいはありますが、とりあえず「ああ、これからの娘。はこっちに進むんだな」と思えました。


が、「色っぽい〜」からは「ピコーン!次はフラメンコや!」という♂先生の思いつき以上のものを感じ取れなかったのです。少なくとも私は。あの曲に魅力があるとすれば、それは高橋やれいなといった今絶好調のメンバーの個人能力に拠るものであって、曲がメンバーやグループの魅力を増幅しているかというと・・・。


以前も書きましたが、私は娘。の歴史は大きく3つに分けられると思っています。①ラブマ以前(青春時代)②ラブマから石川卒業まで(「あの時代」とエピローグ)③吉澤政権発足以降(新時代)。(矢口脱退〜石川卒業の間はいしよし連立政権という事で。第2期と第3期の境を矢口脱退にしてもいいんですが、その辺はあいまいです)
第3期の助走期間である娘。春ツアーでは「小振りで、可愛らしく、機動力のある娘。」というイメージを示す事に成功。5・6期の魅力も存分に引き出す事が出来ました。さあ、秋ツアーでさらなる飛躍を、と言うこの時期にあらたな武器がこれじゃなあ、というのが率直な感想です。
娘。さん達が素晴しいパフォーマンスを見せてくれるのは分かってるんです。その点は全く心配してません。ただ、「『あの時代』から完全に切断された新しい娘。はこれなんだ!」というイメージを、個人能力のみに依るのではなく、セットリストや演出を含めたコンサートトータルで感じたいんです。本当に素晴しいコンサートにはそういう力があるって事を我々は知ってますしね。春ツアーには間違いなくそういう力があった。だからこそ、秋は春の劣化版コピーなんかじゃない、さらにもう一歩進んだ姿を見たい。


セットリストへの希望としては、「未来の扉」、「恋の始発列車」、「原宿6時集合」、「寝坊ですデートなのに」あたりをやってくれたらいいな。特に「未来の扉」をうまく使って娘。の明るい未来を確信出来る、そんなだったら最高。EC明けに「愛の種」ってのも考えたんだけど、さすがにそれじゃ回顧趣味にも程があるし、なっちや飯田さんの卒コンや娘。ラストコンサートでもやらなかった曲をこういう使い方するのはどうかと思うので、これは無しですね。
「LOVE&PEACE」は絶対やって欲しい。今のメンバーで全く違和感の無いはじける曲って、これとかしましくらいだから。(出来れば新曲がこんなだったら良かったんだけど・・・)
後は「ピース」や「シャボン玉」「AFOD」の石川の台詞を引き継ぐのは誰かってあたりが注目ポイントかな。
久住は「好きな先輩」歌うのかな。舞台袖から

・ 。.・从<もっと声を張るの!

って言ってるさゆ萌え。バックでマラカス振って参加ってのも可。


なんだかんだ言ってワクワクしてますね。あと2日。