DEF.DIVA CD購入

CDをセットする際思わずひっくり返してみるという、お約束のボケをかましてから鑑賞。はいはいクマクマ。


「細かい描きこみは面白いんだけど、引いて全体を見ると凡庸な絵」って感じでした。
微細な点をヲタ目線で観察すれば興味深い点はいくつもあるんですよ。やっぱり石川は飛び道具として抜群なぁ、とか。「かわいい子だよね」のパートなんて、この娘以外ありえませんね(そのはまり具合において、美勇伝紫陽花アイ愛物語」の「華奢な腕と(石川)大きな胸(岡田)」を思い出しました)。あと、石川に「Bye Bye」って歌われると「BYE BYE 最後の夜」を思い出します。
ごっちんの突き放すような、キッパリした歌い方もヒサビサ。ソロコンで聴いてみたい。
けど、この豪華すぎる面子に比べると、普通過ぎるというか、おさまりが良すぎるというか。モンスター4人を相手にするのはSHO-1には荷が重すぎたのかも。とは言え、この方面の曲を手掛ける上でSHO-1・田中直・AKIRAというのは現役アレンジャー陣の中ではベストの布陣な訳で。今のハロプロ楽曲の水準を忠実に反映した出来って事でしょうか。
ちょっと思ったのが、コーラスにつんく♂先生が参加してないんですよね。それが画竜点睛を欠く、と感じた理由かも。


実はこっちの方が期待が大きかったremix。一聴「おお、c/wでここまで壊してくるか」とビックリ。
田中直のCRAZY J-G JAZZ リミックスですが、こういう黒っぽい音だとどうしても「河野伸だったら・・・」と思ってしまいます。この人は箱庭っぽい音を造る人というイメージなんですが、だからか、4人のスケール感を持て余した印象。うーむ、ロボキッスのremixが良かったんで期待してたんですが。
AKIRAの女王リミックスは是非ライブで聴いてみたいです。この人ってCDよりライブ会場でより映える曲が多いんですよね。「LOVE LIKE CRAZY」とか、「美〜Hit Parade〜」とか「もしも終わりがあるのなら」とか「愛と太陽に包まれて」とか。特にごまコンで希望。オリジナルはひとりで歌うにはちょっと豪勢すぎる気がするので。
あと、女王リミックスの最後に4人がアカペラで歌う所、ここが一番ハッとしました。ここで初めて、この4人が揃った価値を感じましたよ。そういう「4人ならでは」を全体に散りばめられればもっと良かったんでしょうが。


好きか嫌いかと聴かれれば、好きな曲なんですが。コンサートで是非一度見てみたいですね。ライティングと本人達のテンション次第ではもの凄くかっこいい事になりそう。特に間奏部とか。となると「DEF.DIVAツアー2006春(ゲスト美勇伝)」って事になる訳ですが、それはちょっと・・・。