aibomb2006-05-01

娘。コン大阪公演、日曜昼夜行ってきました。
とり急ぎ、全体の印象とメンバーの様子だけ。ネタバレ無し。
娘。に関して色々不安を感じてしまっている一ヲタの色眼鏡を通したものである事を前提にして読んでください。


■去年の八王子みたいな「火の出るような、熱いコンサート」を期待していったんだけど、そうでもない通常営業といった感じ。
昼公演は、どこかピントが合っていない感じがした。メンバーのエネルギーが一点に集中しなくてばらけている、というか。
夜公演は、開き直って中盤(15曲目)から踊り狂ってたら楽しくなってしまって、冷静に判断できず。
卒業までまだ時間があるし、去年みたいにいきなり凄まじい団結と集中を見せる、という風にはいかないのかな。


■客席の雰囲気もいつも通り。卒業報告MCへの反応も粛々と。その後も普通に盛り上がってたし。


■紺野はいつもと変わらず。強いて言えば穏やかな感じ。
マコは、スッキリとした、何かを吹っ切ったような表情。ダンスの切れもよくて、目立ってた。
よっすぃ〜は落ち着いてMCを膨らませて笑わせてた。
ふじもんは、いつも通り(笑)。というか、いつも以上に例のあの感じ。
ガキさんは、いつも通り元気良く。ただ、時々フッと影が差すような、気がした。
さゆは、元気良く動きも大きい。一生懸命やろうとしてるのが伝わってくる。足が一番上がってた。
れいなは、いつも通り元気良く。去年ほどには弾けきっていないような気もしたけど。
小春は相変わらずヘラヘラしてた。


で、問題のふたり。
高橋は、終始表情が硬い。卒業発表のMCの時は俯き気味で、泣きそうな表情も(この時はガキさんも同様)。
ダンス自体はやっぱりとても上手なんだけど、去年の高橋は常にK点超えというか、「なんでそこまで?」というくらい飛ばしまくってたんだけど、そんな覇気が感じられなかった。良く言えば「高値安定」なんだけど。
ヤンタンでも一月ほど前から元気がなくて、ミュージカルの稽古が大変だとか花粉症だとか言っていたけれど、ひょっとして卒業の件を聞かされたからなんじゃなかろうか。少なくとも、そう考えるとすんなり納得できる。
とにかく、相当ショックを受けている様子。


亀井は、本当に本当に素晴らしかった。正月のワンダの時から感じていたんだけど、確変期に入っているのでは?
ひとつひとつの動きに力と切れがあり、全身から「娘。である事の喜び」が迸ってる、そんな気がした。「この娘がこの溌剌とした気を失わない限り、『モーニング娘。という物語』を信じ続けることが出来る」、そう思った。
コンサ中も「娘。魂伝承者は亀井だぁっ!」「6代目リーダー襲名決定!(5代目は勿論ガキさん)」とか心の中で叫んで勝手に盛り上がってた。「そう言えば、とくばんで3/10という結果を見た時、一番驚いた表情を見せたのが亀井だったっけ。謎は全て解けたっ!」とか。
脳内かも知れないけどさ。でも、自分は今日の亀井の頼もしさにそのくらいのインパクトを受けたんですよ。


まとめると、高橋とガキさん、れいなが少し落ち込んでいる感じ。逆にそれを全く感じさせなかったのが、亀井とさゆ。


■自分はいつも全体を見渡して、その時一番弾けている娘を目で追うというスタイルなんだけど、今日は圧倒的に亀井でした。開演前は紺野とマコにばかり目がいっちゃうんじゃないかと思ってたけど、そんな事はなかったですね。いつもよりはマコを見る事が多かったかな、というくらい。


■自分は、今回の卒業は解雇ではなく自主退社だと思っています。
精神論を始めると泥沼なので、あくまで即物的な理由で。グッズの売り上げ重視の事務所が紺野を解雇するわけ無いと思うから。でもそうなるとマコは?という話になる。でも、今日のマコを見る限り、「解雇されて凹んでる」なんて様子は微塵も感じられなかった。むしろスッキリした様な印象さえ受けた。
なのでやっぱり自分は自主退社説をとります。


■コンサ全体としては、楽しいんだけど、やっぱり曲が足りないなあ、という印象。「ラブ&ピース」「愛の第6感」以降強力な武器が手に入らなくて、結果、「色じれ」「直感2(c/w含)」「レインボー7」の力がそのまま反映された感じ。


「新しいモーニング娘。の表現の形」が見えてこない。去年は「矢口脱退・石川卒業→新生娘。誕生」という道があらかじめ用意されていて、そこを突っ走れば良かった。でも次の段階に進んだ今は、道を作る所から始めなきゃならない。そこで難渋している感じ。結果、エネルギーは行き場を失う。


このあたり、書き始めたら長くなってまとまらなくなったので、次回更新で。


■やっぱり高橋とガキさん、特に高橋が心配。
そして、亀井の輝きは今の娘。最大の希望だと思う。