8月20日 新姫路市誕生記念 松浦亜弥・W・メロン記念日 コンサート in 姫路城 〜松浦亜弥 里帰りスペシャル〜

松浦亜弥の力を感じました。歌の力、人間としての力、力強さ。そりゃセットリストには不満タラタラですよ。2曲目の時点でかなり絶望的な気分になったし。もうちょっといい形に出来たんじゃないかとの思いは拭えません。が、あれだけの大会場(1万3000人!)に歌を響かせる姿を(短い時間だけど)見る事が出来た、今はそれを喜びたいのです。なんてでっかい人なんだ。



兵庫 姫路城三の丸広場特設ステージ
30列



会場周辺

15:20頃姫路駅着。駅前から姫路城に向かってまっすぐ道が伸び、その先には天守閣が。直行すれば15分程の所、商店街をうろつきながら向かう。コンサートのポスターは殆ど見かけず。CD屋や当日券を販売していたJTBの前に貼ってあるくらい。「市を挙げての歓迎ムード」という感じは無し。千奈美にCD屋にはあややのCDはあまり置いてませんでした。特設コーナーくらいあるかと思ったんですけどね。商店街が大型スーパーに負けずに繁盛している。走っている車や人々のあかぬけない身なりを見ていても「さして豊かではない地方都市」という感じ。あれだけ巨大な自我を持った人がこんな街に18まで閉じ込められていたら何をしてたんだろう・・・などと考えながら。

開演は18:30なので時間を持て余し、周辺の店を冷やかす。世界遺産故会場周辺には土産物屋がいくつもあり、屋台や盗撮写真・DVDを売るいつものバッタ屋も。姫路城に来るのは10年くらいぶり。こんなに小さかったったっけ・・・。雲が少し出て日光を遮るのですごしやすい。夕立ちくらいはあるかも知れないけど、ほぼベストの天気。
続々と客がやってくる。ヲタの平均年齢は20台後半。明らかに30overのヲタも多い。逆に10台は壊滅。若い子はベリーズに流れたのかな。やっぱりメロンヲタが目に付く。そして空前の数の親子連れ。若い子も含め、こんなに一般人のいるハロー系のコンサは何時以来だろうか。少なくとも2004年以降は絶えて見られなかった光景。否が応にもお祭り気分が盛上がる。
会場警備は「BE-ING」という会社。上の方の人はone to oneと比べてかなりキビキビした印象。下っ端はいかにもバイト風情だったけど。
当日券では最前列もでたらしい。開演2時間前の時点で後ろ数列が売れ残り、親子席は売り切れてた。



入場

18:00頃入場。サッカーコートが3〜4面は取れそうな広場。一面にパイプ椅子が並べてある。16x列×100列。その向こうにそびえ立つ姫路城天守閣。正面に大きな櫓が組んであり、ステージは噂通り山型。より正確に言えば、T字の横棒に相当するステージの両端からゆるやかな角度で花道が伸び、その先端にサブステ。中央花道は31列あたりまで伸び、幅は77番〜88番あたりに相当(客席との間のスペース含む)。かなり細い印象。横に4人も並べばいっぱいなんじゃないだろうか。高さは2m位かな?花道脇は横10席程親子席で、40cm程の台の上にパイプ椅子が並べてある。ステージ上のセットは上下2段で両脇の階段で登り降りする形。キャプテン公演と同じっぽい。ビジョンは中央に長方形のがひとつ、その両脇にやや小さい正方形のがふたつ。50列、77〜88番あたりから後ろがPA卓・照明とカメラ用の櫓。櫓が高いので横の席は反対側のステージが見えない見切れ席。
100列っていうからどんなに遠いのかと思ったけど、想像した程ではない。そりゃ演者は指先くらいにしか見えないけど、正面の櫓がかなり大きくてビジョンもあるので照明を活用すれば後ろまで迫力は届きそう。
後ろの方が一般人が圧倒的に多い。前に行く程ヲタが増える。ヲタばかりの列が数列続くと一般人ばかりの列が数列、という感じ。ただ、最前ブロック中央付近は親子連れが非常に多かった。地元の優待枠かなにかだったんだろうか。最後部は空席があったようだけど、それ以外はほぼ満席。招待券撒いたのかも知れないけど、一安心。
ステージの両脇に協賛企業の看板が。グリコ、大塚製薬大阪ガス、MaxValue、トヨタカローラ姫路、播州信用金庫神姫バス、あとはローカル企業ばかり10いくつか。
私の席は30列、花道先端から横に7〜8mずれた所。花道先端で歌う所を至近距離で、と思って取った席なのでドンピシャ。目の前は最前までずっと家族席。



開演

18:32頃、まだ明るい中、ほぼ定刻どおり開演。影アナウンスの後、バナナラマの「ヴィーナス」が流れる(オープニングで洋楽流すのはこのスタッフのいつものパターン)。ギターがひとつの旋律を繰り返し奏で、そこに徐々にドラム、ベース、キーボードが乗って盛り上がっていく。ビジョンにカウントダウンの数字が、続いて黒字白抜きで松浦亜弥・W・メロン記念日の名前が右から左に流れる。かつてのごまコンを彷彿とさせる結構手の込んだ映像。続いてメロン・w・あややの順で登場。開脚して腰を落とし、拳を地面に突き立てて引っ張り挙げる様な振り。そのまま「yeah!めっちゃホリデー、ウキウキな夏希望」をコール&レスポンス。一般人が多いからか、普段のコンサ程には声が出ない。


1.Yeah!めっちゃホリディ (松浦・W・メロン)
2.ザ☆ピース!(同上)

コール&レスポンスからそのまま「めちゃホリ」へ。まじでか・・・
キャプテン公演と変わらないので特に言う事無し。衣装もEC以外は多分同じ。あややの髪型はウェーブかけて上ちょっと括ってる、明るい目の茶色。辻ちゃんはいつもの通り上で括って白いリボン柴ちゃんはポニーテール。マサオは白に近いツンツンの短髪。
ピースの台詞でいたづらされる所、前の席の親子連れがえらく受けてた。キャプテン公演だと「お昼ご飯」のあとWに振るんだけど、今日はすぐに広いステージに散開しなければならないので時間的余裕がない。なので、あややが最後まで言い切る。
この場でこのメンバーでピース歌われても、全く高まらない。

-MC-
「新姫路市誕生おめでとー!姫路観光大使として帰ってきたぞー!」と言ってビジョンを指差すと「姫路観光大使 松浦亜弥」という名刺が大写しに。(詳細はこちら朝日新聞神戸新聞デイリー)。「今日は地元なので楽しんでいこうと思います。」続いてメンバー紹介。辻ちゃんの自己紹介「今日は一番目立っていくのでのんから目を離すなよ〜!」、キャプテン公演で聞いた様な・・・。ヲタは盛り上がってるんだけど、メロンのあたりで一般客から「あんた誰?」オーラが立ち上る。まあ、わかってたけどさ。
Wが着替えでひっこみ、すぐ再登場。と、キャプテン公演そのままの青と白の衣装。まさか・・・


3.ロボキッス(W)
4.Missラブ探偵(W)
5.恋のバカンス(W)

と思う間もなく「ロボキッス」。うがー。けど、あややは参加せずWのみ。「ん?大丈夫かも?」と少しテンションが戻る。
続いて「Missラブ探偵」。来た!という感じで周囲の空気がグッと盛り上がる。加護ちゃん辻ちゃんにちゃんとついていってる。ラップ部分で花道先端まで出てくるんだけど、至近距離で見るキレキレのダンスはかっこいい。そしてもちろん可愛い。でも、この辺になるともう日も落ちて暗くなっていて、下からライト当てるもんだからちょっと怖い(笑)。ライブで聴いた限りではこの曲はアリ。
恋のバカンス」はメインステージの左右に分かれて歌う。ステージが大きいのでふたりを同時に視界に入れる事が出来ない。夏ハロの時も言われてたけど、この二人は引き離さない方が良いですね。最後のところ、加護ちゃんが半音低く外しちゃいましたね。風に吹かれて前髪が舞い上がった加護ちゃん辻ちゃんにそっくり。ビジョンに大映しになる度、どっちか分からなくなってしまうくらい。あれ、このふたりこんなに似てたっけ、などと思いつつ。
二人ともアクセル全開って感じではないけど、きっちり盛り上げていく。花道に来た時は目の前の親子連れも結構必死で手を振ってた。


06.抱いてHOLD ON ME!(松浦・辻・村田・斉藤)
07.ブギートレイン'03(加護)

キャプテン公演と同じ


-MC-

ここのMC、キャプテン公演ではあやや加護ちゃん加護ちゃんOUT・村田さん、斉藤さんINでしたが、今回はあやや辻ちゃん加護ちゃんの3人で。
加護ちゃん「めちゃくちゃ緊張した。こんな大勢の前でひとりで歌うの初めてだったので、みんながfufu言ってくれて嬉しかった。姫路城の前で歌えるとは思ってもみなかった。」
斉藤さん、村田さんではなくのの。
「娘。時代によく野外でDHOM歌ってたので懐かしかった。」あや「今日も目が合ったね、いつも合うね」
Missラブ探偵の告知。


08.肉体は正直なEROSメロン記念日

曲紹介してそのまま引っ込むあややに周囲のヲタが大笑い。「逃げたー!」「ここで帰るんかい!」とか。ま、そりゃそうだよね。ホッとしたような、残念なような。
あやコンやキャプテン公演みたいにミラーボールはないけれど、代わりに中央の大きなビジョンにPV流すもんだからなんとも異様な雰囲気に。ステージの大きさに負けてなかったと思う。
目の前の親子連れ、肉エロ始まったとたんに座っちゃたんだけど、途中から父親が身をよじってステージを凝視してて笑った。お父さん、嫁さん気にする事あれへん、立ってもええねんで・・・。
いつもより腰の落としは浅かったような。


09.赤いフリージアメロン記念日

やっぱり悪意しか感じられないセットリスト(笑)
花道先端に出てくる。やっぱり距離が近いと単純に高まりますね。良い曲だなーと改めて。


10.涙の太陽(メロン記念日

運命かと思ってたら、客層を考えてか変えてきましたね。あや春コン・キャプテン公演夏ハロと最近濫発気味だったので、差し替え自体は良い選択だったと思います。一般の方もあの盛り上がりについていけなくて却って引いちゃうかも知れないし。
メインステージに戻って散開。遠いところに行ってしまった分、会場の広さを感じてしまいました。


11.ね〜え(辻)

下手サブステから辻ちゃん登場、メインステージを下手から上手に移動しながら。
隣に居た地元民と思しき青年、サブステの辻ちゃんを見ないで一生懸命メインステージの方を見てました。「あややの歌だからあややが出てきて歌うはず」って思ったんでしょうね。普通そう思うよね。
間奏では客とじゃんけん。最後に「みんなが好きだからよ〜!」この辺もキャプテン公演と同じ。


12.あなたなしでは生きてゆけない(加護・大谷・柴田)

イントロが流れた瞬間、ひどく違和感を覚えました。
会場の一般人の多くが知らないであろう歌を、3人中2人は彼らが知らないであろうメンツで歌う。このコンサートでやる必要があったのかな・・・と。全員1曲はカラオケでの出番を確保しなければならないという以上の必然性は感じられませんでした。
柴ちゃんのイヤホンが耳から外れてしまい、ブラブラさせて踊りづらそうなんだけど、でも悟られないようにそのまま頑張ってました。


-MC-

斉藤「外が大好きなんだけど、どうせやるなら明るい所でやろうって思ってたけど、こういういい感じの暗さで気持ちよかった」村田「肉エロを夜の良いロケーションで出来て嬉しかった」柴田「風が気持ちいい!普段会場の中では見られない森林の自然の中で姫路城バックに歌えてヤバイ!」マサオ「普段外に出ない(ヲタ爆笑)、多分今年の夏一番外に出てる、今年一番の思い出になると思う」あや「姫路城のおかげだよ」マサオを先頭に天守閣に向かって全員で頭を下げて「ありがとうございます!」
サイ柴の宣伝「一家に一枚持ってください」


13.気がつけばあなた(松浦)

曲紹介で歓声が湧き起こる。真打ち登場!と言う感じ。ビジョンに大映しになった表情、満面の笑みに「ああ、ついに来たぞ・・・」とこみ上げてくるものが。この日一番高まった瞬間かも。
アカペラから元気のいいバンドサウンドに乗せて伸びる声、一気に会場に満ちるエネルギー、溢れる光。
う〜ん、やっぱり別格だ!
アレンジはやたらドラムがドカドカ、ギターがギュンギュンいってる印象。もうちょっとしっとりした印象だったので意外。でも、大会場ゆえに逆に映えると言っていいかも。ライブに強いDaichiマジックがチョビッとだけ発動、といった所かな。ギターがベタだけどね。


14.LOVE涙色(松浦)

何も申し上げる事はございません!


15.桃色片思い(松浦、W)

辻ちゃん加護ちゃんが登場、あややは花道先端、辻ちゃんは下手サブステ、加護ちゃんは上手サブステ。
途中の煽り、あやや「姫路のみんな、盛り上がってる〜?」辻ちゃん「姫路のみんな、楽しんでる〜?」加護ちゃん「今日は亜弥ちゃんのパパとママに差し入れをいただきました〜!ありがとー!」辻ちゃん「ありがとー!」あやや「そんなお礼?そんなお礼?そっかそっか。姫路まだいける〜?後ろもまだいける〜?じゃ、いくよ!」
辻ちゃんがしゃべる所、同時にあややもなにかしゃべりだそうとして「え?」って感じで辻ちゃんの方見て笑ってた。まだなにか言う事あったのかな。


16.The美学(松浦)

花道先端。至近距離で真横から見る腰振りは殺傷力抜群。この曲でこんなに盛り上がったの初めてかも。ローライズのパンツだから尚の事(笑)。
メインステージではメロンがバックダンサーとして参加
あやや「まだパワー残ってる?まだ足りひんわ、このままいくけどいいー?」


17.ドッキドッキLOVEメール(松浦)

ハニパイ覚悟してたので一気にテンション上がる。全てはここから始まった!デビュー曲をふるさとで歌うという図式、物語性もバッチリ。こういうのが見たかったんだよ・・・。


18.I know

イントロでさらに盛り上がる。溢れる幸福感。
長めの間奏で客に振りコピをさせる。あやや「みんな照れ屋だね〜?」そりゃいつものヲタがノリ良すぎるんですよ(笑)。「でっかくOH YEAH!ちっちゃくOH YEAH!」、続いてYEAH!の掛け合い。あやや「いいね〜姫路さいこ〜!!」


19.絶対解ける問題X(ハート)(松浦)

間奏長めにして、メインステージ下手端から上手端まで全力疾走。走り終わってフーッって感じで額の汗を拭う振り。


20.GOOD BYE 夏男(松浦)

殺人セットリスト。かなり突っ走った印象。客に「GOOD BYE BOY」と叫ばせて煽ったり。この辺はいつものあやコンでしたね。ヒサブリに喉嗄れるくらい叫びました。


-EC-

ハロプロ系のコンサートに行き始めてもうすぐ2年になりますが、こんなに盛り上がらないECは初めてです!地元の方はこういうコンサートに慣れてないらしく、ずっと棒立ちでしたからしょうがないかもしれない。けど、ヲタまで静かにしててどうする!ずっと隣で叫びまくり踊りまくり跳びまくりぶつかりまくりだった05春ツアーTシャツ着たおまえの事だあああぁぁあぁぁぁぁ!
失礼、取り乱しました。
あややコール」と「アンコール」どっちでいくか最初統一されてなかったので、まとまりにくかったですね。途中から「アンコール」でまとまりましたけど。


-MC-

衣装は、あややとメロンはあやや春ツアーの使いまわし。Wは分からなかったのですが、後ろのヲタが「ハイスコアの衣装じゃない?」って言ってました。確認は出来ず。
あやや「私達は楽しませていただきしたが、みなさん楽しかった?」客「楽しかったー!」マサオ「久しぶりに野外だったので、みんなと同じくらい楽しめました。これ以上の夏の思い出作れるか心配だけど、すごい楽しかった。みんなありがとー!」柴ちゃん「ひと言で言うと、今年の素敵な夏の思い出が出来ました。みなさんも素敵な夏の思い出出来ましたかー?(ヲタ「おーい!」)じゃあ今日帰ったら日記に感想を書く事!」斉藤「野外でやれるのはホントに開放的、こんなにたくさんの人と一度に出会えるのが素晴しい。1万3千人に会えて幸せ者です」村田「広いステージあっちこっち行って、みなさんの近くに行けて嬉しかった。どこの夏祭りにも負けないコンサートになりました。」加護「今日は自然がいっぱいな所でライブが出来て、みんなとこんな、オイオイって言えて、こんな幸せな17歳いないなって思います。」辻「久々の野外ライブで楽しかった。野外と言えば虫ってイメージなんだけど、虫も楽しかったと思う。」
あやや「みんな大丈夫?べっちょない?(播州弁で大丈夫?)」


21.シャイニング デイ(全員)

あややのボーカルの力が感じられる曲なので、これが来たのは嬉しかった!
「OH shining day」って客に歌わせるとこ、一般人声出なさ過ぎ(笑)

-MC-
あやや「姫路でやるのは2回目だけど、姫路城で出来るとは思っても見なかった。みなさんのおかげ。1週間・2週間前から準備してくれたスタッフにも拍手!」「東京に出発する朝、友達が花花の『さよなら大好きな人』を歌ってくれた。毎日頑張ってます。へこんだり、泣いちゃったりもある。そんな時はママの手料理が食べたくなったり、姫路の空気を吸いたくなる。帰ってきて姫路城見るとすごく落ち着く。帰ってきた時は暖かく迎えてください。(拍手)私姫路大好きよ〜」「私から心を込めて、愛を込めて送ります」


22.初恋(松浦)

6本のサーチライトが天を指し、一点で交わる。その下で歌うあやや。横に視線を移すと満月。舞台装置揃いすぎだよ(笑)。こんな大きな舞台が実によく似合う。ホントに大きな人だ・・・。
と、良い気持ちで聴いてたら、ステージ先端で足踏み外して落ちそうに(笑)。その後の間奏であやや「あせった〜!!」今日は派手な歌詞飛ばし無かったなと思ってたら、最後の最後でやらかしてくれました。大物は大舞台でやらかすミスもでっかい、そういう事にしときますか。落ちそうになりながらも歌声が途切れなかったのはさすがでした。


W、メロンも再登場。花道先端に出てきて挨拶。大きな拍手で迎える。手をつないで左右に向かって一回ずつ「オーイッ!」って万歳。
「また、姫路帰って来るかんな!新姫路市誕生おめでとう、松浦亜弥でした!」「姫路愛してるぜ!またねー!」

終演。
ビジョンには「おめでとう」「新姫路市」「おめでとう」の文字が。


細かいポイント

あややの声は、夏ハロ程の透明感は無いけど、よく伸びてました。コンディションはまずまず。
・EC明けで出て来たあたりから、少し涙ぐんでたような・・・。
・印象的だったのが、MCで「弱冠19歳の〜」に対してヲタがお約束で「エーッ」と叫んだのを完全スルー。「次が最後の曲です」「エーッ!」も流してました。対ヲタではなく、地元民を重視する姿勢を感じさせました。
・マサオさんが凄まじくテンション高かったです。
・終演前と終演後、ほんの少し雨がぱらつきましたがそれ以外は問題なし。風も強くてすごしやすかったです。
・砂埃がひどく、特に後ろの席は開演前から砂まみれ。帰りの駅のホームでタオルで顔を拭ったらまっ茶色になりました。
・警備がゆるいので、途中から後方席の一般人が前方の通路に移動しまくり。まあ、いいけどさ。
・地元民と思しきヤンキー風の青年が、挨拶する柴ちゃんを見て「今夜のおかずやぁ!」って言ってて笑った。ここまで素直に言われると怒れません。
・後ろの方、かなり見辛かったと思うけど、照明効果は前より効いてたんじゃないかな。もう一度見れるなら、後ろに行くかも。
・「絶対解ける問題」の「熟語に(長文)古典に(漢文)」のところ、ビジョンに台詞映した方が良かったですね。ノリの良い地元民が参加出来ますし、何より私自身あいまいになってたので(笑)。


全体の感想

・途中までは「?????」といった感じでしたが、終わってみれば「まあ、これで良かったのかな・・・」なんて思ってました。
やっぱり最初の2曲はへこみましたし、それ以降も特に「ね〜え」や「あなたなし」には疑問を感じました(DHOMは加護ちゃんブギトレの衣装換えの為に必要かな、と思えなくもない。ブギトレが必要なのかという話もありますが)。でも、「気が付けばあなた」から後は本当にあっという間で。最後に「初恋」歌うあやや見てたら「ああ、もうこれでいいか・・・。これ見れたんだからいいか・・・」って思えてしまったのです。


・とりあえずセットリスト問題。メモリアルコンサートですからスペシャルな何かを期待する訳です。しかもスタッフはごまコン・あやコンを手がけて代々木も成功させた人達ですから、絶対なにか仕掛けてくる。そこでキャプテン公演をなぞられたらそりゃへこみます。
まあ、Wもハイスコアの最中でリハーサルの時間取れなかったのかも知れないし、このメンツが揃った時点で腹括って来いってのも分からんではないです。「里帰りコンという舞台背景を考えたらあやや完全単独コンがベスト、でもイチからリハしてる時間はない。一回の公演でアイデア使っちゃう訳にもいかないし。なら、メロンと一緒に05あや春コンを再現したら良い。でも、集客とコンサの盛り上がりを考えたらWにも居て欲しい。ヲタも集まるし、地元の方にも「辻ちゃん加護ちゃん」はアピールするし。ならキャプテン公演でええやん。リハの時間ないからオリジナル曲差し替えたらEE JUMP!」こんな感じでしょうか。
「リハの時間取れよFuckin' UFA!」って言うとそこで話が終わってしまうのでとりあえずそれは措きます。
でも、あややが紅白で歌った「ね〜え」を、地元の方になんのアナウンスも無く辻ちゃんが歌う。恐らく殆どの方が知らない「あなたなし」を加護ちゃん柴ちゃん、マサオという難解なメンツで歌う。この2点がメモリアルコンサートにそのまま残された事、しかもそれが今のハロプロで一番気の利いたスタッフの手でなされた事。それがしんどかった。「ここでこれをやっちまうのかー」「しかもあんたらがー」「うがー」こんな感じ。
ひょっとして偉いさんだけじゃなく、現場レベルでさえ「カラオケ路線が受けている、このまま行って良いのだ!」と思われてるんじゃないか。もしそうならば、その確信を与えたのは後浦なつみコンやキャプテン公演ハロコンでしっかり盛り上がっていたヲタ達で、それはつまり私だ!そこまで考えて遠い目をしてしまったのです。
この話題はこれ以上広がらないのでここまで。
・あ、個人的なわがまま言えば、「恋のバカンス」とか「涙の太陽」といったカバー路線でサービスするより、「愛の意味教えて」「あぁ いいな!」とか「夏の夜はデインジャー」「告白記念日」みたいな完全オリジナルの持ち歌で勝負する所が見たかったな。こっちの方が後ろまで届いたかも知れないし。もっともこういうのは10人10色ですから言い出したら切りが無いですけど。


・話は一転、あややです。私があややに感じる最大の魅力は、彼女の持つスケール感です。大会場を一人で制圧し隅々まで歌声を響かせる、そんな姿を見るのがこの日の目的の半分でした(後の半分は姫路凱旋、これまでの集大成とこれからの可能性の提示という物語)。その点、彼女はバッチリ期待に応えてくれました。距離を突破する力という点で、Wやメロンと比べても隔絶してましたね。個人的には「気が付けばあなた」「LOVE涙色」「ドキLOVE」「初恋」あたりが素晴しかった。
(贅沢を言えばね、他にも聴きたい曲あったんですよ。「私のすごい方法」「100回のkiss」「YOUR SONG」「渡良瀬橋」「可能性の道」「そういえば」「トロ恋」「笑顔に涙」。ホントに切りが無いですね(笑)。カラオケ演目いくつか削って盛り上がる曲と織り交ぜたらもっと満腹感が出たんじゃないかと思うんですけど。これはホントにわがままでしかないですね。)


・24日のANNでこのコンサートについて色々喋ってたんですが、「初恋」についてこんな話がありました。

「今回この曲姫路城のライブでも最後に歌わせていただいたんですね。これはもう私が歌わせてもらいたいってお願いをして最後にしてもらったんですけど、まあ、姫路の皆さんに向けてのメッセージですよね。もうやっぱりその、姫路のみんなって、あややっていう意識よりかは、亜弥ちゃんっていう風に応援してくれてるの。なんかもう、親戚とか、兄弟家族とかさ、そんな感じでだから、こう姫路とか歩いてて声かけると、「ちょっと亜弥ちゃん頑張っとおやん」って誰?って人だけども(笑)、亜弥ちゃんってすごい親しげに言ってくれるのよ。それがすごい私は好きなのね。だからそんな姫路のみなさんへの感謝の気持ち。まあ、いつも側に居てください、これからも応援してくださいというメッセージを込めてね、歌わせていただいた曲、ちょっとかけちゃおうかなみたいな。

思えばこのコンサートってあややと姫路の人たちのものなんですよね。私みたいなヲタは賑やかしとしてお邪魔させてもらってるだけ。だから私がごちゃごちゃ言うこっちゃ無いのかも知れません。じゃあそれで納得してるのかって言われると、納得してはいないんですけどね。まとまった結論はありません。思いは千千に乱れてまとまりません。
ただ、「初恋」を歌うあややはそんなのどうでもよくなってしまうくらい素晴らしかった。
今はそんな姿を見れた幸せを喜びたいのです。